U.Today によると、オーストラリアのラッパー、イギー・アゼリアは最近のフォーチュン誌のインタビューで、自身のミームコインであるマザー・イギー (MOTHER) を擁護した。彼女は自分は「ラグ・プラー」ではないと主張し、長期的に暗号通貨を存続させるための潜在的な使用例を探している。アゼリアは自身のミームコインをステーブルコインに変える予定だ。

2014年にヒットシングル「ファンシー」で有名になったアゼリアは、自身のコインを立ち上げる前の2020年から仮想通貨市場を観察していたことを明らかにした。詐欺師が彼女になりすまして別のミームコインを宣伝しようとしたため、彼女は行動を起こさざるを得なかった。

5月下旬に発売されたMOTHERミームコインは、その大幅な利益とアゼリアの頻繁なソーシャルメディア投稿により話題を呼んだ。ソラナベースのMOTHERの時価総額は、大量のトークンが大口投資家によって購入された後、2億5000万ドル近くにまで急上昇した。しかし、ほとんどのミームコインと同様に、イギー・アゼリアのトークンには価値提案が欠けている。

こうした大騒ぎにもかかわらず、この暗号通貨はイーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏を含む多くの批判を集めている。ブテリン氏はセレブミームコインの新波は実用性に欠けると批判し、アゼリア氏はミームという形で即座に反応した。批判にもめげず、アゼリア氏は平和はミームコインにとって利益にならないと主張し、批判者たちに退くよう呼びかけている。