DHFキャピタルがリポートで、木曜日の欧州中央銀行会合と金曜日の米国の非農業部門雇用統計を前にトレーダーらは引き続き慎重になる可能性があると述べ、ユーロは下落した。最高経営責任者(CEO)兼資産運用会社のバス・コーイマン氏は、欧州中央銀行は利下げすると予想されているが、見通しについては依然として不透明感があり、トレーダーらはユーロがリスクとボラティリティーにさらされることになるため、手掛かりを得るためにECBのラガルド総裁の発言に注目していると述べた。

ECBが金利に関してよりハト派的なスタンスをとれば、ユーロと欧州国債利回りに下振れリスクが生じる可能性がある。コーイマン氏はまた、5月の非農業部門雇用者数の伸びが予想を上回れば、ドルが上昇し、ユーロ/ドル対ドルでユーロが下落する可能性があると述べた。