Foresight Newsによると、香港警察のデータによると、仮想資産に関わる犯罪が大幅に増加しているという。こうした事件の件数は2022年の2,336件から2023年には3,415件以上に増加し、総額43億香港ドルに上る。これらの事件の90%以上が詐欺関連だった。

香港警察が2022年12月に設立した「テクノロジー犯罪諮問グループ」の分析によると、仮想資産に関連する詐欺は主に2つのカテゴリーに分類される。1つは、詐欺師が被害者を騙して匿名性が高いことで知られる仮想通貨を詐欺師の仮想ウォレットに送金させるもの。2つ目は、詐欺師が仮想資産への投資を隠れみのにして被害者を騙すものだ。

同グループは、仮想資産に対する一般の認識を高めることに加え、仮想資産プラットフォームの適切な規制を確保することが重要であると考えている。これは、仮想通貨を詐欺やマネーロンダリングに利用する犯罪者に対抗するためである。