キング・テン紙によると、イングランド銀行金融政策委員のグリーン氏は、イングランド銀行は強いインフレ圧力が弱まりつつあるというより決定的な証拠が得られるまで利下げを検討するのを待つべきだと述べた。グリーン氏は、イングランド銀行の高金利が経済に与える影響よりも、インフレの緩和度合いのほうが不確実だと考えている。同氏は、インフレの継続的な弱まりが政策緩和時期を決定する上で重要な要素であると強調した。グリーン氏は先週、イングランド銀行金融政策委員会の過半数のメンバーの一員として政策金利を5.25%に据え置くことに賛成票を投じたが、2人の委員が利下げを支持した。同氏は今年4月、英国でのインフレ圧力が持続しているため、利下げは「まだ先のことだ」と述べた。