PANewsによると、香港証券先物取引委員会(SFC)は、仮想資産に関連する詐欺行為に関与している疑いのあるQuantum AIという会社について国民に警告を発した。SFCは、Quantum AIがウェブサイトやソーシャルメディアプラットフォームで人工知能によって作成されたディープフェイクの動画や画像を使用し、イーロン・マスクになりすまして仮想通貨取引サービスへの支持を主張し、国民を誤解させていると指摘した。さらに、同社はいわゆる「ニュース」ウェブサイトを通じて、香港の国民が同社の技術を仮想通貨取引に使用し、高い利益を得ていると主張し、虚偽で誤解を招く情報を広めた疑いもある。

SFCは香港警察に対し、クォンタムAIのウェブサイトをブロックし、ソーシャルメディアページを削除するよう要請した。警察が講じた措置にもかかわらず、SFCは国民に対し、同様の詐欺行為の可能性に対して警戒を怠らないよう呼び掛けている。一方、この企業はSFCの疑わしい仮想資産取引プラットフォームの警告リストに追加されている。SFCは、投資家は「信じられないほど良い」投資機会に直面した際には、騙されないように注意すべきだと強調している。