ジンシ氏によると、先週の米国の新規失業保険申請件数は予想を下回ったものの、継続する失業保険申請件数は引き続き増加しており、労働市場が依然としてかなり逼迫していることを示しているという。米労働省は、4月6日までの週の新規失業保険申請件数が季節調整済みで1万1000件減の21万1000件だったと発表した。失業手当の申請を続けている人の数は3月30日までの週に2万8000人増の181万7000人となった。インフレ抑制に向けた連邦準備理事会の大幅な利上げにもかかわらず、労働市場は依然として回復力を保っている。 3月は雇用の伸びが加速し、失業率は2月の3.9%から3.8%に低下した。堅調な雇用市場と高止まりするインフレを受けて、金融市場は連邦準備理事会(FRB)の最初の利下げ予想を6月から9月に延期せざるを得なくなった。