キングテンによると、明日は上田和夫日銀総裁就任一周年だそうです。市場関係者からは11年に及ぶ大規模な金融緩和政策に終止符を打ったとの評価が高く、さらなる利上げを含めた次の措置が市場の注目を集めている。ニッセイ基礎研究所アナリストの上野剛氏はこう語る。 大規模緩和政策の終了に成功する一方で、春闘で大幅賃上げのチャンスを逃さなかった。三井住友DSアセットマネジメントの市川正博氏は「評価できるのは、この過程で市場に混乱がなく、政策変更もスムーズだった点だ。学者でもあり、説明も合理的なものが多く、分かりやすい。」日本政府が6月に個人所得税を引き下げることから、一部の市場参加者は日銀が早ければ今夏にも利上げを行う可能性があると考えている。