ゴールデン・テン紙の報道によると、金曜の雇用統計を待つ間にトレーダーらが連邦準備理事会当局者のコメントを手探りしており、株式市場は不安定だった。国債価格はまちまちで、ドルは下落した。金曜の統計発表を前にトレーダーらが過度にリスクの高い賭けを避けたため、S&P総合500種はこれまでの1%近くの上昇幅を帳消しにした。インフレが停滞すれば中銀は今年利下げしない可能性があるとのカシュカリ連銀総裁の発言を受け、株価はやや勢いを失った。地政学リスクを考慮すると、原油価格の上昇もインフレを引き起こす可能性があるため、市場心理の重しとなった。賃金の伸びが鈍化する中、3月の米国の雇用の伸びは良好になると予想されている。非農業部門雇用者数は4カ月連続で少なくとも20万人増加すると予想されている。