ゴールデン・テンのリポートによると、キャピタル・エコノミクスのシニア欧州エコノミスト、フランツィスカ・パルマス氏は、ドイツの主要州のインフレ率低下は、ドイツとユーロ圏の3月のインフレ率が予想よりも低いことを示していると述べた。これはECB政策当局者にとっては安心材料となるが、それでも利下げは6月まで待つだろうと我々は考えている。ノルトライン・ヴェストファーレン州の細分化データによると、総合インフレ率の低下は主に食品インフレ率の低下によるものだが、コアインフレ率も低下したことが示された。一方、フランスはインフレ率の低下を示すデータを発表したが、イタリアは予想よりは低かったもののインフレ率が上昇した。 4月の利下げの可能性はまだ低いとみられるが、投資家は現在、可能性がないわけではないとみている。