ゴールデン・テンによると、欧州株は4週連続で上昇した後、史上最高値まであと1%未満となっている。好調な小売売上高報告を受けて英国株はアウトパフォームした。ロンドン市場のStoxx欧州600指数は鉱業株やメディア株がアウトパフォームする一方、通信や公益事業などディフェンシブセクターは出遅れて0.6%上昇して終了した。米国の生産者物価統計が予想を上回ったことを受けてベンチマーク指数はすぐに上げ幅を縮小したが、その後回復した。リベルムのストラテジスト、ヨアヒム・クレメント氏は、欧州の決算シーズンは大丈夫だが、欧州の2024年の成長期待はすでに米国よりも低いと述べた。投資家が中央銀行が利下げを開始する時期を見極め続ける中、クレメント氏はStoxx600指数が500ポイントを超えると予想しており、これは過去最高値となる。