CoinDeskによると、取引所や店頭で取引されるデジタル商品の総運用資産(AUM)は10月に6.74%増加して317億ドルとなり、7月以来初めて月間増加となった。この増加は、米国証券取引委員会が来年初めに複数のビットコイン上場投資信託(ETF)を承認するとの期待が高まる中で起きた。ベンチマーク管理会社CCDataは、6つのETH先物ETFの立ち上げや、ブラックロックの申請承認の噂によるビットコイン価格の7.56%の急騰など、10月のデジタル資産分野での重要な進展を強調した。

仮想通貨に特化した資金流入では、ビットコインベースの商品の市場シェアが9月の70.5%から73.3%に増加し、運用資産残高は11.1%増の232億ドルとなった。対照的に、イーサ(ETH)関連商品の運用資産残高は5.45%減の63億5,000万ドルとなり、市場シェアは9月の22.6%から20.1%に低下した。ソラナのSOL仮想通貨関連商品は、運用資産残高が最も大きく伸び、74.1%増の1億4,000万ドルとなった。一方、ATOMベースの商品は、運用資産残高が58.6%増の215万ドルとなった。バスケットベースの商品は、2.10%増の11億9,000万ドルとなった。