Cointelegraphによると、仮想通貨実業家で逃亡中のスー・チュー氏が所有するシンガポールの3,600万ドルの高級不動産がエコファームに改装された。ヤーウッド・アベニューの住宅物件は「ヤーウッド・ホームステッド」と改名され、チュー氏の妻エブリン・タオ氏が共同設立した企業アバンダント・シティーズが運営している。同社は邸宅の庭園をミニ農地に変え、野菜、ハーブ、果物、魚、鶏を生産し、プールは水生植物、小川、さまざまな魚やエビが生息する自然の池に改装された。
チュー氏と配偶者は、2022年3月に同物件を購入。同氏が運営するシンガポールのヘッジファンド、スリー・アローズ・キャピタル(3AC)が破綻する直前のことだ。同社はテラ・ルナのエコシステムに対する一連のレバレッジ投資の失敗を受け、2022年7月に破産を申請し、債権者から最大35億ドルの請求に直面している。チュー氏は、裁判所が拘留命令を出したのを受けて出国しようとした際にシンガポールのチャンギ国際空港で逮捕された。同氏は違反行為で懲役4カ月を言い渡された。共同設立者のカイル・デイビス氏は元米国市民で現在はシンガポール国籍だが、同じく懲役4カ月を言い渡されたが、所在は不明のままである。