コインテレグラフによると、ライトコイン(LTC)の価格は9月19日に3.85%上昇して68.50ドル近くとなり、仮想通貨市場全体の上昇を受けて3週間ぶりの高値に達した。それにもかかわらず、ライトコインは2023年の仮想通貨市場全体を下回っており、年初来(YTD)で3.85%の下落となったのに対し、同時期の仮想通貨市場は39%の上昇となった。
9月20日に終了した連邦公開市場委員会(FOMC)会合は、連邦準備制度理事会(FRB)が継続中の利上げを一時停止すると予想されたため、今週は大きな注目を集めた。この予想により投資家のリスク資産への欲求が高まり、決定を前に米国株と大半の暗号資産が上昇した。一方、米ドルは主要外国通貨バスケットに対してパフォーマンスが悪く、そのベンチマーク指数は今週に入ってから0.5%下落している。
9月19日のライトコインの価格上昇は先週始まった反発トレンドの一部であり、2018年12月以来ライトコインの下落を抑制してきた長期上昇トレンドラインサポート付近で買いが始まった。LTC価格はトレンドラインを試してから8日後に18.5%上昇した。技術的な観点からは、長期上昇トレンドラインサポートからのライトコイン価格の反発は、数か月に及ぶ下降トレンドラインレジスタンスに向かって拡大し、今後数週間で現在の価格レベルから約16.5%上昇して次の上昇目標である78.50ドルに達する可能性がある。