隔夜の米国株式市場の三大指数が集団で急落し、ナスダックは一時2%以上の暴落を記録した。終値ではダウ平均が0.77%下落し、日線での五連勝が終わった。ナスダックは1.49%下落し、20000ポイントを割り込んだ。S&P 500指数は1.11%下落した。米国株式市場の「テクノロジー七巨頭」は全て下落し、テスラは一時6%以上の急落を記録した。米国株式の半導体株、AI関連株も全て下落したことが注目される。この米国株式市場の大きな下落には、重要な経済データやニュースが影響を与えていないため、市場は非常に驚いているとされる。ウォール街のアナリストは、主要なニュースやデータがない中、取引が低迷している現状では、資産価格の指標となる10年期米国債利回りが株式市場に影響を与える可能性があると考えている。利回りが高くなるほど、株式市場に対する圧力が増す。金曜日、10年期米国債利回りは1%近く上昇し、4.629%に達し、7ヶ月ぶりの高水準に近づいた。米国株式市場は、資金の急激な売却のリスクにも直面する可能性がある。アメリカ銀行のデータによると、先週、米国株式市場では約350億ドルの資金流出が発生し、2022年12月以来の最高の単週資金流出量となった。また、ゴールドマン・サックスの取引部門は、株式と債券の動向を考慮し、米国年金基金が210億ドルの米国株を売却し、今年12月末までに同額の債券を購入すると予測している。(金十)