暗号通貨取引所FTXの詐欺事件の2人の核心人物、ライアン・サラメとキャロライン・エリソンは現在服役中であるが、ビジネスインサイダーの報道によれば、2人の刑期が最近短縮され、早期出所の機会を得た。
ライアン・サラメはFTXバハマ子会社FTXデジタルマーケッツの共同CEOを務めていたほか、FTX創設者サム・バンクマン・フリード(SBF)の核心的人物の中で4人目の有罪を認めた信任者であり、昨年9月に刑事詐欺に関与したことを認め、今年5月に7年半の刑を宣告された。
ライアン・サラメは今年10月から刑務所で服役を開始したが、アメリカ連邦刑務所局の最新の資料によれば、彼の予想出所日が2031年3月1日に前倒しされており、当初の2032年4月よりも1年以上早くなっている。
さらに、SBFの元彼女であり、アラメダ・リサーチの元CEOであるキャロライン・エリソンの刑期も短縮され、予想出所日が2026年7月20日に前倒しされ、元々の予定日よりも3ヶ月早くなっている。
この報道の影響で、FTXプラットフォームのFTTは本日(27日)急騰し、一時4ドルを突破したが、現在は3.8ドルに戻っており、24時間で10%の上昇を記録している。
これに対し、アメリカ連邦刑務所局はメディアのコメントリクエストに対して未だに応答していないが、同局は過去に、受刑者が良好な行動を示した場合、良好行動時間(Good Conduct Time、GCT)に基づいて刑期を短縮できると指摘していた。
関連規定に基づき、受刑者は毎年の服役に対して最大54日間の良好行動時間を得ることができ、さらに施設内の各種プログラムに参加することで追加の時間ポイントを得ることも可能である。