時価総額で世界最大のステーブルコインを提供するテザーは、最近、YouTubeに対する検閲のない代替プラットフォームとして位置づけられるビデオ共有プラットフォーム「ラブル」に7億7500万ドルを投資しました。テザーとラブルのコラボレーションは、両社の声明によれば、言論の自由と経済的自由を支持する強い立場を示しています。
テザーのCEOパオロ・アルドイーノは、12月20日のXでの投稿で、レジリエンスと独立を促進する技術やビジネスを支援することへのコミットメントを表明しました。「テザーは言論の自由と経済的自由の基本的な価値を深く信じています」とアルドイーノは強調し、この投資を個人を力づけるための戦略的なステップと位置づけました。
YouTubeに挑戦する野望
ラブルのCEOクリス・パブロフスキーは、この投資を歓迎し、YouTubeの支配を打破する決意を強調しました。ソーシャルメディアでの声明の中で、パブロフスキーは「YouTube、気をつけて。私はあなたの独占的な市場シェアを世界的に奪いに行く」と述べました。このパートナーシップは、広告、クラウドサービス、暗号通貨決済ソリューションを統合することを目指し、ラブルの競争力を強化します。
この発表は直ちにラブルの株価に影響を与え、株式(RUM)はアフターマーケット取引で51.60%上昇し、10.90ドルに達しました。これは、テザーとラブルの提携に対する市場の信頼と、自由な表現を重視するプラットフォームへの関心の高まりを反映しています。
ラブルのバランスシートにおけるビットコイン
テザーとのパートナーシップに加え、ラブルは最近、ビットコインを企業のバランスシートに追加することを決定しました。この決定は、11月にパブロフスキーが行ったソーシャルメディアの投票に続くもので、43,790人の回答者の93.9%がこの動きに賛成票を投じました。
ラブルの取締役会は、余剰現金準備金から最大2000万ドルをビットコインの取得に割り当てる戦略を承認しました。このステップは、金融革新と分散化に焦点を当てたプラットフォームの方向性と一致し、テクノロジーと暗号通貨分野で先進的なプレーヤーとしての地位を確立します。
テザーの投資とラブルの大胆な金融戦略は、分散型技術と言論の自由を擁護するプラットフォームとの間に高まる一致を示しています。
テザーがラブルに775百万ドルを投資し、言論の自由を支持するという投稿が最初に公開されました。