#Memerally 教育的な投稿
暗号通貨におけるFDVとは?
FDVは完全希釈評価(Fully Diluted Valuation)の略です。これは、現在すべてのトークンが取引可能であれば、暗号通貨プロジェクトの市場価値がどのようになるかを示す指標です。FDVを求めるには、現在のトークン価格にプロジェクトが持つ最大供給量のトークンを掛けます。
例えば、トークンの価格が5ドルで、プロジェクトの最大供給量が1億トークンの場合、そのFDVは5億ドルになります。FDVはプロジェクトの最大潜在価値の「全体像」を示します。
なぜFDVが重要なのか?
FDVは、プロジェクトの価値が将来どのように変わるかを理解する手助けをします。トークンはしばしばロックされていたり、ステーキング報酬やチームメンバーの権利確定スケジュールを通じて徐々にリリースされたりします。
投資家にとって、FDVは将来的に何が起こるかのスニークピークのようなものです。FDVがプロジェクトが提供するものに比べて高すぎる場合、将来的なトークンの希薄化によって価格が下がる可能性などのリスクを示唆するかもしれません。
FDVと時価総額の違い
FDVと時価総額はどちらもトークン価格を含みますが、異なるものを測定します:
時価総額:現在取引可能なトークンのみに焦点を当てます。
FDV:存在し得るすべてのトークンがリリースされた場合のプロジェクトの価値をシミュレートする指標です。
例えば、流通しているトークンが1000万トークンでそれぞれ5ドルの場合、時価総額は5000万ドルです。しかし、最大供給量が1億トークンであれば、FDVは5億ドルになります。時価総額とFDVの間に大きなギャップがある場合、まだ多くのトークンがロックされていて、将来的に市場にあふれる可能性があることを示唆しています。