ドナルド・トランプ次期米大統領はレバノン人実業家マサド・ブーロス氏を任命する。ブーロス氏の息子マイケルさんはトランプ氏の娘ティファニーさんと結婚している。これは、トランプ氏自身のソーシャルネットワークTruth Socialでの発言に関連してロイター通信が報じたものである。

同紙の対談者らによると、ブーロス氏はトランプ氏の大統領選で重要な役割を果たし、アラブ系有権者をトランプ氏側に引き寄せたという。さらに、彼はレバノンでシーア派ヒズボラ運動に近い勢力とその反対勢力の両方に広範なビジネスコネクションを持っている。

ブーロス氏はアラブ系アメリカ人の人口が多く、2020年にはジョー・バイデン氏が勝利したミシガン州でトランプ氏の一般投票獲得に貢献した。ブーロス氏はアラブ系アメリカ人コミュニティの影響力のある人々と個人的に会い、トランプ大統領がガザ地区の戦争を終わらせるつもりだと説得した。東洋学者のマリアンナ・ベレンカヤ氏が指摘したように、ブーロス氏はハムトラミック市長のアメル・ガーリブ氏をトランプ側に引き入れた。彼はイエメンからの移民で、米国の都市首長のポストに就いた初のアラブ系アメリカ人でイスラム教徒である。