2017年初の頃、私は大学で「貨幣金融学」という授業を受けていました。ある日、貨幣の属性について話している時に、先生が貨幣は「信用貨幣」と「商品貨幣」の二種類に分けられると言いました。
先生の説明によると、「信用貨幣」とは発行機関の信用に依存する貨幣のことで、例えば百元の人民元は、その「紙」が100元の価値を持つわけではなく、人民銀行が発行したからこそ100元の価値があるのです。
「商品貨幣」とは、本来価値を持つ貨幣のことで、例えば金や銀など本来の価値を持つ貨幣、または金本位制の貨幣です。そして、私たちに宿題を出してくれました。「ビットコイン」は果たして信用貨幣なのか商品貨幣なのか、これが私が初めてビットコインを聞いた時です。
この授業の先生はかなりのんびりしていて、普段はほとんど宿題を出さなかったのですが、私たちの平常点が成績の60%を占めているため、これはかなり重要な機会だと思い、ルームメイトと一緒にこの宿題のために研究をすることにしました。
家に帰ってから、まず百度で「ビットコイン」というキーワードを検索しました。出てきた最初のニュースは、国家がマイニング行為と仮想通貨取引行為を取り締まるというものでした。下にスクロールしても、あまり役に立つ情報は見つからず、1ビットコインが何元に相当するのかさえも検索できませんでした。
仕方がないので、梯子を持って外の壁を越え、Googleブラウザでビットコインを検索したところ、最初のリンクにはリアルタイムのビットコインの価格チャートが付いていました。