イーサリアムの共同創設者でコア開発者のジェフリー・ウィルケ氏にリンクされたウォレットが、数百万ドル相当の2万ETHという巨額の資金を米国の暗号通貨取引所クラーケンに移した。
ブロックチェーン調査会社アーカム・インテリジェンスのデータによると、この送金は、時価総額で2番目に大きい暗号通貨であるイーサが木曜日早朝に5か月ぶりの高値である3,647ドルを超えた直後に行われた。
イーサリアムのジェフリー・ウィルケが7250万ドル相当のETHを売却
Spot On Chainのデータによると、ウィルケ氏は5月に約1万ETHをおよそ3,700万ドルで売却した。同氏は2024年に入ってからこれまでに4回の送金を行っており、約1億4,800万ドルを稼いでいる。
https://twitter.com/spotonchain/status/1862112844046848315
ウィルケ氏は売却にもかかわらず、現在の市場価格に基づくと約3億8200万ドル相当の約106,000 ETHを依然として保有している。
Spot On Chainが共有したチャートは、今回を含め、今年ETHの共同創設者がトークンを売却するたびにイーサの価格が急騰したことを示している。
イーサリアムの価格動向
イーサリアムは、昨年、暗号通貨コミュニティの物笑いの種となり、暗号通貨の平凡な利益を嘲笑した。他の主要な暗号通貨と比較すると、ETHは年初から72.5%上昇しただけで、パフォーマンスは低調だった。一方、ビットコイン(BTC)は同時期に148%上昇し、イーサキラーのソラナ(SOL)は303%という驚異的な上昇を見せた。
CoinGeckoによると、イーサは木曜日早朝に3,700ドルに向けて力強い動きを見せたが、強気の勢いが鈍り、後退に至った。記事執筆時点では3,558ドルで取引されており、過去24時間で1.8%下落している。注目すべきは、この仮想通貨が2021年の最高値4,878.26ドルを上回るには、さらに27.2%上昇する必要があるということだ。