ステーブルコイン発行会社パクソスは、欧州連合のステーブルコインに関する規則が発効してから約5カ月後、欧州連合(EU)へのアクセスを獲得するため、フィンランドに拠点を置く電子マネー機関メンブレン・ファイナンス(Membrane Finance)を買収することに合意した。


仮想通貨企業は、仮想通貨資産市場(MiCA)規制に準拠するための措置を講じている。ステーブルコイン発行者に関する規則は6月末に発効し、残りは年末に発効する。コインベースは先月、認可されていないステーブルコイン発行者を取引所から削除すると発表し、仮想通貨取引所ジェミニはフランスで営業を開始したばかりだ。


「買収が完了すると、パクソスはフィンランドとEUで完全に認可されたEMIとなる」と同社は火曜日に発表した。「パクソスは、その資産ポートフォリオとトークン化ソリューションを暗号資産市場(MiCA)規制に準拠させるつもりだ」


買収は規制当局の承認が必要であり、条件は明らかにされていない。