がん患者が財産を隠し、寄付金9万7千ドルをマンション購入に充てる

中国に住む29歳のがん患者が、治療費としてネットで90万元（12万5千ドル）を集めようとしたが、新築マンションの写真を投稿したことで横領の疑いが浮上した。この投稿は、わずか数日間で70万元（9万7千ドル）以上を集めた直後に行われた。

中国中部の湖北省宜昌市出身のランという姓の男性は、まれながんであるホジキンリンパ腫と診断され、10月14日に人気のクラウドファンディングプラットフォームで資金集めキャンペーンを開始した。

ランが11月6日にグループチャットで新しく購入したマンションの写真を共有し、クラウドファンディングの取り組みでわずか数日で70万元以上が集まったと主張したとき、寄付者の間ではランの財務の透明性について疑問が浮上した。

グループメッセージには、ランが「これが私の新しい家です。総額73万8000元です」と主張していることも示されており、資金横領の疑いが浮上している。さらに懸念を強めるのは、ランが以前投稿した結婚広告で、彼の家族が複数の不動産を所有しており、そのうち2つの住宅マンションは100万元（14万ドル）に上る価値があることが明らかになったことだ。

家族はまた、380万元以上の商業用不動産を所有しており、年間14万5000元の賃貸収入を生み出していた。しかし、クラウドファンディングプラットフォーム上の彼のプロフィールには、30万～50万元（4万～7万ドル）の不動産1件と、彼が「売り出し中」と主張する車1台が記載されているだけだった。その結果、クラウドファンディングプラットフォームは11月7日にランのチャンネルを閉鎖したが、その時点で彼は4536人の寄付者から27万元以上を受け取っていた。ランは後に、寄付金のうち20万元を定期預金口座に預けたと主張した。

プラットフォームの規則に従い、ランが集めた資金27万8204元はすべて回収され、寄付者に返金される。

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