Odailyによると、香港警察はオンライン投資詐欺に関するデータを公開し、懸念すべき傾向を明らかにした。今年最初の9か月間で、当局は3,468件の詐欺の報告を受け、被害総額は約22億香港ドルに上った。これは昨年の同時期に比べると減少しているが、10月の件数は9月に比べて24%急増しており、再び増加する可能性があることを示している。これらのケースの約40%は金融投資商品に関係し、35%は仮想資産に関連している。

仮想資産詐欺で最も大きな被害額の1つは、約7,847万香港ドルに上った。被害者は仮想通貨会社の女性役員で、投資の詳細を話し合うビデオ通話に騙されて参加した。通話中に彼女の電子ウォレットアカウントのパスワードが盗まれ、多額の金が送金された。仮想資産投資の人気が高まる中、警察は投資家に対し、このような詐欺の被害に遭わないよう警戒を怠らないよう呼びかけている。

警察は2023年1月から10月までの間に合計5,017件の投資詐欺事件を記録し、被害額は約49億3,000万香港ドルに上った。今年最初の9か月間のオンライン投資詐欺の件数と被害額は昨年の同時期と比べて全体的に減少しているものの、9月には312件の事件が発生し、被害額は約1億8,700万香港ドルに上った。一方、10月には380件の事件が発生し、被害額は約2億4,800万香港ドルに上った。