FTXの元CEOサム・バンクマン・フリードの裁判で、元FTXのCTOゲイリー・ワンは、暗号通貨取引所とアラメダ・リサーチの関係について証言した。

ワン氏は、バンクマン・フリード氏が「マイナスを許可する」機能を承認することで、アラメダ・リサーチが利用可能な資金以上の取引を許可していたことを明らかにした。この機能により、アラメダ・リサーチはFTXで特別な権限を持ち、FTXの収益を超えるマイナス残高を保有することが可能になった。

ワン氏は、バンクマン・フリード氏の指示でアラメダの信用枠を650億ドルに増額したが、この資金はFTXの顧客の資金から出たものだと述べた。バンクマン・フリード氏は、「ネガティブを許可する」機能はFTXのネイティブ暗号通貨であるFTTに関連していると主張した。

注目すべきことに、ワン氏によれば、顧客はアラメダ・リサーチによる資金の使用を一度も承認していないという。

ワン氏はまた、バンクマン・フリード氏が2019年のツイートを含め、FTXにおけるアラメダの活動について公の声明を出していたことも確認した。興味深いことに、「ネガティブを許可する」機能はそのツイートと同じ日に取引所のコードベースに追加された。

バンクマン・フリード氏はソーシャルメディアと電話の両方で、顧客資金の安全性について何度も虚偽の主張をしたとされる。

ゲイリー・ワン氏がバンクマン・フリード氏や他の幹部とともにFTX在籍中に詐欺関連の犯罪を犯したことを認めたことは注目に値する。裁判は11月まで続く予定で、さらに多くの元FTXおよびアラメダ幹部が証言する予定だ。

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