🇰🇷 韓国でワールドコインに85万ドルの罰金
ワールドコイン財団とTools for Humanityは、生体認証データの違法収集と転送で韓国当局から厳しく叱責された。
個人情報保護委員会は9月26日、ワールドコインとその寄付者であるTools for Humanityに11億韓国ウォン(85万ドル)の罰金を科したと発表した。
韓国のプライバシー監視機関は、苦情や地元メディアの報道で、適切な同意や法的根拠なしに仮想通貨と引き換えに生体認証データを収集するプロジェクトが疑われたことを受けて、#Worldcoin (#WLD )の調査を開始したと述べた。
調査の結果、ワールドコイン財団と、ワールドアプリの暗号通貨ウォレットを管理していたツールズ・フォー・ヒューマニティが、適切な同意や法的根拠なしに韓国のユーザー約3万人から虹彩データを違法に収集し、韓国の法律に違反していたことが判明した。
さらに、この生体認証データは、現地の規制で義務付けられているように、受信者の国や連絡先をユーザーに通知せずに海外に転送されていた。ワールドコイン財団はまた、データの目的、保持期間、その他の必須の詳細について明確な通知を提供せず、同意書は当初英語のみで提供されていたため、2024年3月に韓国語版がリリースされるまで、現地のユーザーの理解が制限されていたと委員会は述べた。
ワールドコインは、弁護として、虹彩コードデータは重複登録を防ぐためだけに使用され、個人を特定できないため匿名であると主張した。しかし、委員会はこの主張を却下し、虹彩コードデータは本質的に一意で、変更不可能であり、個人に直接リンクされていると強調した。
ワールドコインの物議を醸している虹彩スキャンは、インド、香港、ドイツなどの規制当局の注目を集めている。
シンガポールは、ワールドコインに関連する売買サービスを提供した疑いのある個人に対する調査を開始したことを明らかにした。