米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を50ベーシスポイント引き下げると決定したことを受けて、ビットコインは6万1000ドルを超えて急騰した。FRBが2020年以来初めて金利を引き下げる決定は、暗号資産トレーダーが以前から予想していた動きであり、ほとんどのトレーダーは、政策転換によってビットコインとより広範な暗号資産市場が恩恵を受けると予想している。

Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータは、市場がFRB議長ジェローム・パウエル氏のコメントを待つ間も、金利決定に反応したBTCの価格変動を追跡した。

BTC/USD 15分チャート。出典: TradingView

連邦公開市場委員会(FOMC)は、労働市場の減速を阻止するため、2020年の新型コロナウイルス感染拡大初期以来初めて、金利を0.5ポイント引き下げるという積極的な措置を取ることを選択した。

「委員会は長期的に最大限の雇用と2%のインフレ率を達成することを目指している」とプレスリリースで述べられている。

市場参加者はこの動きを大いに予想しており、CMEグループのFedWatchツールのデータによれば、利下げの可能性はすでに100%となっている。

以下は、9月18日のFOMCの声明と、金利を据え置いた7月の前回の政策決定会合後に発表された声明(赤字)を比較したものである。

7月と9月18日のFOMC声明の比較。出典:CNBC

本稿執筆時点では、ビットコインの価格は60,400ドルで取引されており、トレーダーはFOMC後のパウエル議長の記者会見での発言を綿密に分析し、追加利下げがいつ実施されるかを予測するだろう。

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