DBS銀行:FRBの積極的な利下げを織り込むと失望とパニックを招く恐れ
DBS銀行は、市場はFRBが一連の利下げを実施すると予想しているが、積極的な市場織り込みは失望を招き、最終的にパニックを引き起こす可能性があると述べた。エコノミストのタイマー・ベイグ氏はレポートで、「3%を下回るインフレ率と5%を超える政策金利は共存するのが難しい場合が多いため、ある程度の金融緩和は必要だ。しかし、利下げの程度を市場が反映するのは過剰に思える。利回り曲線が今後16か月で200ベーシスポイントを超える利下げを反映するには、米国経済が明らかに弱まり、インフレが2%を下回らなければならないが、これは起こりそうにない」と記している。DBS銀行の基本的な見解は、2025年末までにFRBが150ベーシスポイントの利下げを行い、今週は25ベーシスポイントの利下げを行うというものだ。