民生証券の調査レポートによると、米連邦準備制度理事会(FRB)の差し迫った利下げが金価格の新たな高値更新につながった。同レポートは、中長期的には米ドルの信用力低下が金価格の上昇を押し上げ続けると示唆している。

最近の経済データによると、米国の消費者物価指数(CPI)は8月に前年比2.5%上昇し、コアCPIは3.2%上昇し、市場予想と一致した。ただし、前月比0.3%上昇は、0.2%の予想を上回った。

8月の非農業部門雇用統計が予想を下回り、6月と7月の数字も下方修正されたにもかかわらず、金利引き下げは予想されており、民生証券は金価格の長期的な強気見通しについて楽観的な見方を維持している。