【オーストラリア・コモンウェルス銀行:日銀総裁が追加利上げへの扉を開く可能性があると予想】ゴールデン・ファイナンスは、アジア序盤の取引で日本円が米ドルや他の通貨に対して上昇したと報じた。オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)の世界経済・市場調査チームは、市場が金融政策の収束に注目すれば、連邦準備理事会と日銀が今週金融政策会合を開催するだろうと調査報告書の中で指摘した。この2つにより、米ドルは対円で上昇し、年初来安値の140.00を下回る可能性がある。日銀は今週政策を据え置くと見込まれているが、上田和夫総裁はおそらく早ければ10月にも追加利上げの扉を開いたままにする可能性がある、とチームは述べた。 一方、FOMCは今週政策金利を25ベーシスポイント引き下げる可能性が高い。ファクトセットのデータによると、ドルは対円で金曜日に140.29ドルと、今年の日中最低水準を記録し、0.2%下落して140.52円となった。