ビットコイン価格が6万ドルを突破し、大規模な蓄積に遭遇。次のストップはATHか?
ビットコイン価格は、クジラの蓄積とFRBの利下げの可能性に対する市場の期待が強気の勢いを後押しし、6万ドル以上を維持。
ビットコイン価格は日曜の取引セッション中に0.34%上昇し、心理的水準6万ドル以上での持続性を示した。強気の勢いは、クジラ/機関投資家の蓄積と、9月のFOMC会合での0.5%の金利引き下げに対する市場の期待によって後押しされている。
クジラの蓄積がビットコイン価格を新たなATHに押し上げるか?
オンチェーンデータトラッカーのSpotonchainによると、巨大なクジラが8月29日からビットコインを積極的に蓄積している。これまでに、この大口保有者は暗号通貨取引所Binanceから約3,933 BTC(2億3,400万ドル相当)を購入しており、最新の引き出しは本日早朝、1BTCあたり約59,591ドルで行われた。
現在、このクジラは10,491 BTC(約6億3,000万ドル相当)を保有している。通常、このような大規模な取引は市場の信頼を誇示するもので、価格上昇はクジラや賢い投資家の買いに続く。
しかし、同じクジラが2024年6月27日と7月8日頃に7,790 BTC(約4億6,700万ドル)を約59,953ドルでBinanceに売り飛ばし、ビットコイン価格の14%急落の一因となったとされている。
いずれにせよ、ビジネスインテリジェンス企業のMicrostrategyは最近、11億1,000万ドル相当の18,300 BTCを取得してビットコイン保有量を増やした。この購入により、同社のビットコイン保有量は合計244,800 BTCとなり、エグゼクティブチェアマンのマイケル・セイラーが明らかにした。
クジラや機関投資家の買いに加え、ビットコイン価格が60,000ドルまで上昇したのは、9月の利下げに対する市場の期待による可能性が高い。
米国の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)のインフレ率が最近低下していることを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が次回のFOMC会合で50ベーシスポイントの利下げを行う可能性があるとの憶測が高まっている。CМЕ FedWatchツールによると、米連邦準備制度理事会(FRB)が0.5%の利下げを行う可能性は50%で、0.25%の利下げを行う可能性も同じくらいある。