人気の仮想通貨トレーダー兼市場アナリストのミカエル・ファン・デ・ポッペ氏は最近、「ビットコインの現在の評価額はまだ非常に低い」と考えていることを明らかにし、このサイクルで仮想通貨の価格が30万ドルから60万ドルに急騰しても驚かないと付け加えた。

彼のコメントは、ビットコインは「世界的な混乱の拡大や政府、銀行、法定通貨への信頼の低下に対するヘッジ」になる可能性があるという世界最大の資産運用会社ブラックロックの発言に対する反応だった。

ビットコインは、先月末の64,000ドル超から53,000ドルを下回る安値まで大幅に下落した後、過去1週間で約10%急騰し、本稿執筆時点では59,000ドル超で取引されている。

これですべてが説明できます#Bitcoinの現在の評価額はまだ非常に低いです。このサイクルで 300,000 ~ 600,000 ドルになっても驚きません。https://t.co/5GUaBPMZ6A

— ミカエル・ヴァン・デ・ポッペ (@CryptoMichNL) 2024 年 9 月 12 日

世界最大の資産運用会社は、運用資産が前年同期比13%増加し、純流入額が820億ドルとなり、今年第2四半期に初めて10兆ドルの大台を超えた。

ブラックロックの優位性は、伝統的な資産運用の域を超えている。同社はまた、iShares Bitcoin Trust(IBIT)上場投資信託(ETF)を通じてビットコインの最大の公的保有者でもあり、現在200億ドル以上の仮想通貨を保有している。

CryptoGlobeが報じたように、ビットコイン保有者は今週、1日で約7億5000万ドル相当の主力暗号通貨を中央集権型取引所から移動させ、5月以来最大のビットコイン純流出となった。

歴史的に、同様の流出の後には価格上昇が続いており、需要が安定しているか増加している場合、取引所での供給が減少すると価格上昇につながることが多い。

例えば、5月下旬の大規模な引き出しは、ビットコインの価格が数日のうちに6万8000ドル弱から7万2000ドルまで上昇した上昇局面と重なった。逆に、IntoTheBlockのデータによると、7月下旬から8月上旬の暴落が示すように、大規模な流入は価格の下落につながることが多い。

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