マイケル・セイラーのマイクロストラテジーの遺産をアジアで再現することを望んでいる日本の上場投資会社メタプラネットは、ビットコイン(BTC)の新たなトランシェを取得した。

火曜日のXでの発表で、メタプラネットの経営陣は同社が38.464BTCの新たなトランシェを購入したと発表した。購入額は総額3億円(200万ドル)に上る。この買収により、同社のビットコイン総保有量は400ビットコインとなり、ビットコインの現在の価格で約2270万ドル相当となる。

*Metaplanetが38.46ドルBTCを追加購入* pic.twitter.com/vdnRt8O07c

— 株式会社メタプラネット (@Metaplanet_JP) 2024年9月10日

ビットコインの価格は、今週初めに53,000ドルを下回る暴落を経験した後、過去24時間で2%上昇し、記事執筆時点では57,033ドルで取引されている。

「この価格変動に感謝する。投入できる資本がある」と、BTCが急落した9月8日、メタプラネットのビットコイン戦略ディレクター、ディラン・ルクレール氏はXの投稿で述べた。

メタプラネットのビットコイン戦略

メタプラネットは、日本の債務負担とそれに伴う円の変動から生じるリスクを軽減するため、5月にビットコインを準備資産とした。

火曜日の開示は、メタプラネットが月曜日に、幹部が定められた価格で同社の株式を購入できる第11回新株予約権を行使すると発表したことを受けて行われた。

同社は、今回の買収で得た2億2,970万円の収益を、時価総額で世界最大の仮想通貨の買収に充てるとしている。メタプラネットの経営陣は、ビットコインは今後も価値ある資産であり続けると確信している。

今月初め、Metaplanet は SBI VC Trade と戦略的提携を結び、ビットコイン取引および保管サービスを改善しました。この提携は、コンプライアンスに準拠した企業保管サービスへのアクセス、税務効率、および資金調達の担保としてのビットコインの活用に重点を置いています。

メタプラネットのビットコイン蓄積戦略は、バージニア州タイソンズコーナーに拠点を置くソフトウェア開発会社マイクロストラテジー(MSTR)の戦略とよく似ている。同社は2020年に資産の購入を開始して以来、22万6500BTC(約130億ドル相当)を蓄積しており、同トークンの最大の企業所有者となっている。マイクロストラテジーは、今後発行されるBTC総数の1%以上を所有している。