Odailyによると、Amazon Web Services(AWS)は、数十万個のTrainiumチップを搭載した大規模AIスーパーコンピューター「Ultracluster」構想を発表し、2025年に運用開始予定だという。この発表は、毎年開催されるAWS re:Inventカンファレンスで行われ、AWSは同カンファレンスで世界最大のAIコンピューティングクラスターと謳われるProject Rainierも発表した。このプロジェクトは、Amazonが最近40億ドルを投資したAIスタートアップ企業Anthropicによって活用される予定だ。
この取り組みに不可欠なTrainiumチップは、テキサス州に拠点を置くAmazonの子会社Annapurna Labsによって設計されています。2015年に買収されたAnnapurna Labsは、Nvidiaへの依存を減らすことを目指し、AmazonのAIチップ開発を進める上で極めて重要な役割を果たしてきました。イベント中、AWSは64個の相互接続されたTrainiumチップを搭載した新しいUltraserverも発表しました。さらにAWSは、Appleが最新のチップクライアントの1つになったことを明らかにしました。Appleの機械学習および人工知能担当シニアディレクターであるBenoit Dupin氏は、約50%のコスト削減が見込まれるTrainium2チップをテストしていると述べました。