コインテレグラフによると、アナリストらはリップルのネイティブトークンXRPがレバレッジによる価格高騰を経験しているのではないかと懸念を表明している。同資産の価値は2021年以来見られなかったレベルまで急騰しており、専門家らは潜在的なボラティリティについて警告している。12月1日、CryptoQuantのアナリスト、マールテン・レグターショット氏は、XRPの未決済建玉が大幅に増加していることを指摘した。未決済建玉はデリバティブのオープンポジションを示す指標で、過去24時間で37％も急増している。レグターショット氏は、このような急激な上昇は急速な売りにつながる可能性があると警告し、投資家は警戒を怠らず、リスクを適切に管理するようアドバイスした。
CoinGlassのデータによると、XRPのオープンインタレストは過去1日で30％急増し、主要な取引所と取引プラットフォーム全体で合計40億ドルに達しました。報告時点で、XRPは2.39ドルで取引されており、過去1か月で驚異的な68％の増加を示しています。このトークンは同じ期間でほぼ370％の上昇を見ており、先週だけで70％の利益を上げています。XRPの上昇は、11月6日のドナルド・トランプの選挙勝利に続き、ビットコインやソラナなどの他の主要な暗号通貨と共に始まりました。しかし、XRPはその後これらのトークンを上回り、市場資本化でソラナやテザーを超えて、総価値で3番目に大きな暗号資産となりました。
XRPの印象的なパフォーマンスは、新しいパートナーシップ、Ripple Labsからの製品開発、そしてXRP上場投資信託（ETF）に関する憶測を含むいくつかの要因に起因しています。さらに、イーロン・マスクがXRPとRippleに大規模な投資を行う可能性があるという未確認の噂もあります。資産管理会社の21Sharesは2024年11月1日にXRP ETFの申請を行い、2025年1月に新しいリーダーシップの下で証券取引委員会（SEC）がETF申請を承認するとの投資家の期待を高めました。これらの展開は、XRPに対する関心と活動の高まりに寄与していますが、アナリストはボラティリティの増加の可能性があるため慎重になるよう促しています。
