Decrypt によると、ビットコイン採掘会社 Marathon Digital が大規模な買収を行い、約 6,484 ビットコインを 6 億 1,800 万ドルの現金で購入したとのことです。この取引は、フロリダを拠点とする同社が最近 SEC に提出した書類に詳細が記載されています。Marathon Digital の購入価格は、手数料と経費を含めて 1 ビットコインあたり平均 95,352 ドルで、この買収が市場のピーク付近で行われたことを示しています。CoinGecko の報告によると、現在ビットコインの価格は、その日の早い時間に 98,000 ドルをわずかに上回った後、95,000 ドルをわずかに下回る水準で安定しています。

この大規模なビットコイン購入のニュースは、マラソン・デジタルの株価に好影響を与えた。月曜日午後のヨーロッパ取引時間時点で、ナスダックにティッカー MARA で上場されているマラソンの株価は、金曜日の終値と比較して 1.9% 上昇した。金曜日の終値は 26.85 ドルで、2% の下落であったが、ビットコイン買収の発表により、この下落は反転したようだ。

マラソンデジタルはビットコイン購入に加え、機関投資家への私募を通じて最大7億ドルを調達する計画を発表した。同社はこれらの私募による純利益の最大5000万ドルを、2026年満期の既存の転換社債の一部を買い戻すために充てる予定だ。残りの資金は、追加のビットコインの取得と、運転資金、戦略的買収、既存資産の拡大、債務返済などを含む一般的な企業目的に使用される予定だ。

マラソン・デジタルが債務管理とビットコイン保有拡大のために転換社債を発行するのは今回が初めてではない。11月、同社は8億5000万ドルの買収提案を発表し、10億ドルまで増額するオプションも付いていた。今回の買収により、マラソン・デジタルの企業ビットコイン保有額は33億ドルとなり、ビットコイン保有企業としては2番目に大きい。しかし、ビットコイン・トレジャリーズによると、マイケル・セイラー率いるソフトウェア企業マイクロストラテジーは370億ドル相当のビットコインを保有しており、同社には遠く及ばない。