マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏、10億ドル相当のビットコイン保有を報告
マイクロストラテジーの共同創業者兼会長のマイケル・セイラー氏は、ビットコイン(BTC)を約10億ドル保有していることを明らかにし、ビットコインの将来に対する大胆な信頼を示した。
セイラー氏のビットコインビジョンは揺るがない
セイラー氏はブルームバーグテレビに対し、何年もかけてゆっくりとビットコインを収集しており、売却するつもりはないと語った。
「私はさらにビットコインを収集し続けています」とセイラー氏は語った。個人、家族、組織、国家にとって、ビットコインは素晴らしい資本投資だと信じています。これ以上の投資はないと思います。」
セイラー氏が共同創業し、最近会長に就任するまでCEOを務めていた企業向けソフトウェア会社マイクロストラテジーは、自身の保有分を含めて約22万6000ビットコインを保有している。
マイクロストラテジーは2020年にインフレヘッジのためにビットコインを蓄え始め、現在では上場企業として最大の保有者となっている。同社のビットコイン保有額は130億ドル相当である。
暗号通貨市場の不安定さと価格下落にもかかわらず、セイラー氏はビットコインの長期的な見通しについて楽観的だ。同氏はビットコインは現金、債券、金よりも優れた投資であり、価値の保存手段であると考えている。
「デスクロス」分析と短期的な売りシグナル
市場の専門家ティモシー・ピーターソン氏は、月曜日の市場下落時にビットコインが「デスクロス」を形成したとツイートした。これは50日平均が200日平均を上回ったことを意味する。興味深いことに、ピーターソン氏は、この異常な出来事は2015年以降8回しか発生していないと指摘している。
ピーターソン氏は、ビットコインは「デスクロス」イベント後に62%の確率で良い結果を得たことを発見した。弱気相場の2014年、2019年、2022年には下落した。
しかし、ピーターソン氏はビットコインが年末までに4万ドルを下回るとは考えていなかった。その代わりに、彼は過去の好調な傾向を引用して、年末までに9万ドル以上に上昇すると予測した。