バークレイズ:FRBは9月に50ベーシスポイント利下げする可能性は低い
キング・テンによると、英国第2位の銀行バークレイズは現在、連邦準備制度理事会(FOMC)が今年3回、9月、11月、12月にそれぞれ25ベーシスポイントずつ利下げすると予想していると述べた。 8月の報告書でも労働市場は引き続き回復力を示し、失業率の上昇は止まると想定されている。この前提に基づいて、バークレイズは現在、9月の50ベーシスポイント利下げは不合理であると考えている。
しかし、失業率がさらに上昇すれば、労働市場が予想よりも早く冷え込んでいるとの懸念が高まるだろう。バークレイズは2025年に向けて、失業率は4.2%まで徐々に低下し、インフレ予想は変わらないと予想している。バークレイズは引き続きFOMCが来年3月、6月、9月に3回の利下げを行うと予想しており、2025年下半期にもインフレが一段と進展しないことへの懸念からFOMCは利下げを一時停止するだろうと予想している。フェデラルファンド金利のレンジは3.75─4.00%に達する。長期的には、バークレイズは引き続き中立金利水準は3.00~3.25%程度であると考えている。