9月の利下げに傾くFRBの姿勢はビットコインにとって強気
QCP Capitalのアナリストは8月1日のレポートで、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げする可能性はビットコインと仮想通貨の投資家にとって強気に見えると書いている。7月31日、連邦公開市場委員会の議事録で、FRBのジェローム・パウエル議長と他の米中央銀行当局者が金利を据え置くことを決定したことが明らかになった。パウエル議長とFRBは、規制当局がより好ましい経済データを待つ中、金利を5~5.5%に維持し、さらに1か月間金融引き締め政策を維持した。QCP Capitalによると、FOMCの議事録は、年末が近づくにつれてFRBがハト派政策に傾くことを示唆している。 「9月の利下げは完全に織り込まれている」とQCPのアナリストは8月1日のメモに記した。ビットフィネックスのデリバティブ部門責任者、ジャグ・クーナー氏もQCPの見解に同意し、9月の利下げは強気の勢いを強め、市場の流動性を改善するだろうと付け加えた。投資家が株式市場以外でより高いリターンを求める中、リスク資産とみなされているビットコイン(BTC)やその他の仮想通貨は、より多くの資本流入の恩恵を受けるだろう。クーナー氏は「マウントゴックスの分配、ドイツ政府の売却、最近のチェーンの重要な動きなど、潜在的にネガティブなニュースでさえビットコイン価格を大幅に下落させることができなかったため、現時点では市場に大きな信頼がある」と述べた。