• ライオットによるライバルのビットコイン採掘業者ブロック・マイニングの買収は理にかなっていると報告書は述べている。

  • JPモルガンは、ライオットが米国上場のビットコインマイナーの中で2番目に大きな能力を持つことになるだろうと指摘した。

  • 同銀行はライオット株をオーバーウェイトと評価し、目標株価を12ドルとしている。

ライオット・プラットフォーム(RIOT)によるライバルのビットコインマイナー、ブロック・マイニングの買収は、同社の電力供給を多様化し、その容量を2ギガワット(GW)以上に増やすことになるので理にかなっているとJPモルガン(JPM)は水曜日の調査レポートで述べた。

ライオットは買収後、米国上場のビットコイン採掘業者の中で2番目に大きな生産能力を持つことになる。また、この取引は「未開発の電力資産の最新の評価としても機能する」とアナリストのレジナルド・スミス氏とチャールズ・ピアース氏は書いている。

それでも、テキサス州のライアットのコルシカーナ拠点の拡張の可能性を考えると、この発表は驚きだと報道されている。

Block Miningの買収は、同社がここ数カ月で試みた唯一のM&Aではない。Riotは最近、同業のBitfarms(BITF)の買収提案を取り下げ、さらなる買収を試みる前に、そのターゲットの取締役会を刷新することを検討している。

JPモルガンは、ブロックマイニング契約により、ライアットの計算能力の指標であるハッシュレートが1秒あたり1エクサハッシュ(EH/s)増加し、2025年末までに最大16EH/s増加する可能性があると指摘している。ハッシュレートは、業界内の競争とマイニングの難易度の指標となる。

同銀行はライアット株をオーバーウェイトと評価し、目標株価を12ドルとしている。ライアット株は水曜日の取引開始時点で0.5%高の11.65ドルで取引されていた。

ブローカーのバーンスタインは5月のレポートで、ライオットがビットコイン採掘部門の統合に最も適していると述べた。