TLDR

  • ジョー・バイデン氏が大統領選から撤退したため、カマラ・ハリス副大統領が民主党の大統領候補の有力候補となった。

  • 暗号通貨業界は、ハリス氏の指名を民主党の暗号通貨に対するアプローチをリセットする機会と見ている。

  • ハリス陣営は仮想通貨について質問していると報じられており、バイデン陣営よりもこの技術に対してオープンな姿勢を示している可能性がある。

  • 共和党候補のドナルド・トランプ氏は、自身を「仮想通貨候補者」と宣言し、仮想通貨による寄付を受け付けている。

  • ハリス氏が推定候補者になって以来、「カマラ・ホリス」という名の暗号通貨は著しい成長を遂げている。

ジョー・バイデン大統領が予想外に選挙戦から撤退したことを受け、カマラ・ハリス副大統領が民主党の大統領候補の有力候補となった。

この突然の変化は暗号通貨業界の注目を集めており、業界は民主党のデジタル資産に対するアプローチに潜在的な変化をもたらすチャンスだと見ている。

カリフォルニア出身のハリス氏は、その経歴からテクノロジーや関連問題に対してよりオープンである可能性を秘めているとみられている。著名な起業家でビットコイン愛好家のマーク・キューバンは、ハリス氏の選挙陣営が彼に暗号通貨について質問してきたとデクリプトに語った。

これは、ハリス陣営がバイデン政権よりも暗号通貨関連の話題に前向きである可能性を示唆している。

仮想通貨業界は長い間、民主党指導部のさらなる関与を求めてきた。デジタル資産業界を代表する団体「デジタル商工会議所」は、ハリス氏が民主党の大統領候補になった場合、米国の仮想通貨業界を支援するようすでに要請している。

彼らは、消費者保護と金融の安定を確保しながら成長を促す政策を策定するために、業界の専門家とのオープンな対話を求めている。

共和党側では、現在同党の候補者となっているドナルド・トランプ前大統領が、すでに仮想通貨に好意的であるとの立場を表明している。トランプ氏は5月にマール・ア・ラーゴのイベントで自らを「仮想通貨候補者」と宣言し、自身の選挙運動ではビットコイン、イーサ、ドージコインなどさまざまな仮想通貨での寄付を受け付けると発表した。

両候補の仮想通貨に対するアプローチの違いは、次の選挙で注目すべき争点になる可能性がある。民主党は伝統的に仮想通貨に対して懐疑的だが、ハリス氏の指名は党にその姿勢を見直す機会を与える。

興味深いことに、暗号通貨市場はすでにハリス氏の新たな立場に反応している。わずか1か月前に開始されたカマラ・ホリスという暗号通貨は、ハリス氏の指名を受けて大幅な価格上昇を見せた。

CoinGeckoのデータによると、このトークンは24時間で40%上昇し、発売以来4,000%近くの成長を遂げている。

選挙戦が進むにつれ、仮想通貨業界はハリス氏がデジタル資産に対する立場をどう展開していくのかを注視するだろう。ハリス氏の副大統領候補選びは、政権が仮想通貨やテクノロジー問題にどのようなアプローチを取る可能性があるかの手がかりにもなるだろう。

7月25日から27日にテネシー州ナッシュビルで開催される予定のビットコイン会議は、両候補者の暗号通貨コミュニティへの関与を測るリトマス試験紙となるかもしれない。

トランプ氏はこのイベントで演説する予定で、大統領候補がこの会議に出席するのは初めてとなる。ハリス陣営が仮想通貨愛好家とつながるために同様の動きをするかどうかはまだ分からない。

ハリスの指名が暗号通貨に関する議論の再開を促すという記事が最初にBlockonomiに掲載されました。