集中型暗号通貨取引所の取引量は6月に約20%減少し、市場が停滞する中で3か月連続の減少となった。

暗号通貨取引所のスポット取引は、価格が下落傾向を打破するのに苦労したため、6月も引き続き減少したが、トレーダーはほとんど動揺しなかった。CCDataのデータによると、スポット取引総額は6月に19.3%減少して1.3兆ドルとなり、3月のピーク時の約3兆ドルから大幅に減少した。

CCData 月間スポットボリューム集計、出典: CCData

デリバティブ取引所の未決済残高も6月に10%近く減少し、471億ドルとなった。これは主に、仮想通貨価格の大幅な下落によって引き起こされた清算の波によるものだ。CCDataによると、コインベースの未決済残高は52%以上減少し、1820万ドルを超えたが、バイナンスは未決済残高がわずか10%減少した194億ドルで、取引プラットフォームの中で「最大の地位を維持」した。

「この下落は、閉鎖された取引所であるマウントゴックスが7月にユーザーへの返済を発表したことで、同取引所からの売り圧力に対する懸念によって悪化した。さらに、ドイツ政府も保有するBTCの大部分を売却することで、この圧力に拍車をかけている。」

CCデータ

CCDataのアナリストは、このようなマイナスの状況にもかかわらず、2024年上半期のスポット価格は2023年下半期に比べて上昇しており、取引量は148%増加し、総額は10.7兆ドルに達したと指摘している。

crypto.newsが先に報じたように、Upbit、Bitfinex、KuCoinなどの韓国の暗号通貨取引所では、デジタル資産市場から資金が流出し、投資家心理が弱気に転じたため、取引量がそれぞれ45%、38%、32%減少し、大幅な減少を記録した。

全体的な取引量の減少とは対照的に、ステーブルコインの送金は着実な成長を示しており、広く採用されていることを示している。トークンターミナルのデータによると、ステーブルコインの送金は過去4年間で16倍以上増加し、第2四半期には過去最高の1兆6,800億ドルに達した。

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