7月15日、コンステレーション・ネットワークは、テクノロジー大手のIBMとパナソニックと共催した世界的ハッカソンイベントで、米国軍と提携して開発したハイパーグラフ・ブロックチェーンをアプリケーション開発者に公開した。

このハッカソンは、コンステレーションの「メタグラフ」アプリケーション層のデビューを記念するものであり、これによりサードパーティの開発者は、ハイパーグラフの既存のネットワーク上に Web3 アプリケーション、さらには新しいレイヤー 1 ブロックチェーンを構築できるようになります。

ハイパーグラフは、相互運用可能なアプリケーションやネットワーク(「メタグラフ」と呼ばれる)からのデータを検証して台帳に保存するように設計された、いわゆる「レイヤー 0」プロトコルです。発表によると、そのメタグラフはあらゆるデータ タイプで動作し、外部データ ソースと直接インターフェイスし、Java などの主流のプログラミング言語を受け入れることができます。

「コンステレーションのハイパーグラフはブロックチェーンの中のブロックチェーンだ」とコンステレーション・ネットワークのCEO、ベン・ジョーゲンセン氏は声明で述べた。「我々全員にとってWeb3とブロックチェーン技術を前進させる最善の方法は、チェーンとコミュニティ間の相互運用性とコラボレーションだ。」

2019年、コンステレーションは、国家安全保障のためのブロックチェーン技術の応用を模索するため、米国国防総省(DoD)と契約を締結した最初のWeb3開発企業の1つとなった。同社の声明によると、コンステレーションは米国宇宙軍や財務省とも提携している。

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同社のウェブサイトによると、コンステレーションは国防総省との契約の一環として、安全な暗号化通信の促進や、さまざまなレガシーシステムからのデータの集約などのユースケースを調査している。また、米空軍と協力して、敵対的なサイバー攻撃から軍事データストリームを保護するための技術のプロトタイプも作成している。

コンステレーションのウェブサイトで引用されている空軍の覚書によると、コンステレーションのブロックチェーン技術は「既存のデータストリームを傍受し、敵対的なエージェントからのデータストリームに置き換えるスプーフィング攻撃を効果的に阻止できる」という。

コンステレーションは2018年にネイティブトークンDAGを配布した。同社のウェブサイトによると、DAGトークンはステーキングメカニズムを通じてハイパーグラフネットワークを保護し、新しいメタグラフアプリケーションの急増から利益を得るように設計されている。

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