オハイオ州共和党上院議員で『ヒルビリー・エレジー』の著者でもあるJ・D・ヴァンス氏が、2024年の選挙でドナルド・トランプ前大統領の副大統領候補に選出された。

ヴァンス氏の選出は、仮想通貨業界からの支持を集めているデジタル資産規制の改革を推進する中で行われた。

ヴァンスと暗号通貨法案

ヴァンス氏は、デジタル資産のルールを明確化する法案を推進する取り組みにより、仮想通貨愛好家の間で人気がある。上院銀行委員会の委員である同氏は、米国におけるデジタル資産の規制方法の再構築につながる法案の草案を回覧している。

提案された法案は、最近の超党派の下院法案よりも業界に優しいアプローチを採用しており、暗号市場の監督における証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)の役割を簡素化することを目指している。

下院法案は超党派から大きな支持を得たが、業界関係者の中には、ヴァンス議員の提案が暗号通貨業界にとってより良い枠組みを提供すると考えている者もいる。

ヴァンス氏の法案は、特に同氏がドナルド・トランプ前大統領の副大統領候補として自らを位置づけていることから、ワシントンにおける仮想通貨の影響力の高まりを強調するものである。