ペンシルベニア州での集会で負傷したドナルド・トランプ前米大統領がホワイトハウスを奪還する可能性がポリマーケットで急上昇した。ニューヨーク・タイムズ紙によると、シークレット・サービスの報道官はトランプ氏が「安全」であることを確認したが、容疑者と観客が死亡した。顔に血を流したトランプ氏の反抗的な写真がソーシャルメディアで広まり、現職のジョー・バイデン大統領の弱さから国民の話題が逸れた。

ポリマーケットのトランプ大統領勝利に関する契約における「Yes」のシェアは10セント上昇して70セントとなり、彼の勝利の確率は70%であることを示す。賭けはステーブルコインのUSDCで決済される。トランプ関連の「Polifi」ミームトークンであるMAGAは34%上昇して8.38ドル、TREMPは67%上昇して0.6471ドルとなった。暗号通貨市場全体の指標であるCoinDesk 20指数は3.31%上昇し、ビットコインは3.26%上昇して59,735.17ドルとなった。トランプの暗号通貨支持の姿勢は市場の信頼を高めた。

シェイン・コプラン氏が設立したポリマーケットは、米大統領選勝者予想契約で2億5200万ドルの取引高を記録した。また、プレディクトイットはトランプ株が59セントから66セントに上昇し、その後65セントで横ばいになったと予測している。参加者が資金を賭ける予想市場は、世論調査よりも信頼性が高いとみなされることが多い。