暗号通貨マイニング企業ビットファームズは、同社の企業買収を企てているライオット・プラットフォームズの要請に応じて株主総会を予定している。

ビットファームズの取締役会は7月12日の通知で、ライオットがマイニング会社が開始した「戦略的選択肢の検討プロセスを妨害する」計画をしているとの主張を受け、10月29日に株主総会を開催すると発表した。5月にライオットはビットファームズの買収に9億5000万ドルを提示したが、買収を阻止するためにさまざまな戦術を駆使している同社からの抵抗に遭っている。

ビットファームがライオットによる同社の株式15%以上の取得を阻止する戦略を実行した後、ライオットはマイニング会社の取締役3名を自社の利益に好意的な候補者に交代させるキャンペーンを開始した。ビットファームの元CEOジェフリー・モーフィーは同社に対して2,700万ドルの訴訟を起こした後、5月に辞任した。ニコラス・ボンタはベン・ガニオンが7月8日に任命されるまで暫定CEOを務めた。

「当社は引き続きすべての株主との建設的な対話に尽力しており、ライオットが当社との建設的な対話を求め、ビットファームがライオットの行動から株主の利益を守るために限られた現金資源を費やす必要がなくなることを期待している」とビットファームは述べた。

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ライオットのCEO、ジェイソン・レス氏は、ビットファームの買収阻止の試みの一部は「確立された法律およびガバナンス基準に直接反する」と主張した。コインテレグラフはライオットにコメントを求めたが、記事公開時点では返答はなかった。

ビットファームのナスダック上場銘柄は、本稿執筆時点では2.50ドルで取引されており、6月17日以降20%以上下落している。ライオットの時価総額が28億ドル以上であるのに対し、ビットファームの時価総額は約10億ドルだ。

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