暗号通貨マイニング大手のノーザン・データは、高性能コンピューティング(HPC)ソリューションに注力することで、2024年に収益が3倍になると予測している。

ドイツ上場のビットコイン採掘会社ノーザン・データ・グループは、人工知能(AI)向け高性能コンピューティング(HPC)ソリューションに大きく賭けており、今年の売上高が2億4000万ユーロまで急増し、2023年の業績の3倍になると予測している。

フランクフルトに本社を置く同社は、crypto.newsと共有した監査済みの2023年度決算報告で、収益が7,750万ユーロと、市場予想の6,500万~7,500万ユーロを上回ったと報告した。同社は、調整後EBITDAが「予想通り」だったと指摘し、「HPCアプリケーションの可能性を実現するために必要なチームと組織への多大な投資」を行ったとしている。

昨年、10億ドルの負債と株式による資金調達を確保したノーザンデータは、「HPCの需要の高まりと生成AIブームに対応する」取り組みを加速させる計画だ。同社は、2025年の収益が5億7000万ユーロに達すると予測している。

ノーザン・データは、人工知能クラウドコンピューティングとデータセンター事業を統合した事業の米国での新規株式公開(IPO)を来年申請する可能性を検討している。関係筋によると、IPOにより同社の評価額は100億~160億ドルになると予想されており、上場前に同部門の少数株を投資家に売却する可能性があるという。

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