速報:🇺🇸 米国のインフレ率は予想を下回る3%に低下。
パウエル議長がインフレを前に慎重姿勢を維持したことでドルが下落
データ7月10日 米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長が、米中央銀行は利下げに近づいているが、インフレのさらなる低下を望んでいると示唆したことを受け、ドルは水曜日に下落した。これは、木曜日に発表される米国消費者物価指数データで、6月の物価が前年比で下落したことが示されると予想される前のことだ。ロイターが調査したエコノミストは、木曜日の発表で物価が前月比0.1%上昇し、コア指数が0.2%上昇すると予想している。そうなると、年間上昇率はそれぞれ3.1%と3.4%となる。 (USCPI=ECI)、(USCPF=ECI)パウエル議長は水曜日、インフレが2%に向かって持続的に動いていると結論付ける準備はできていないが、「それについてはある程度の自信がある」と述べた。「パウエル議長は比較的慎重なアプローチを取っている」とコーペイの首席市場ストラテジスト、カール・シャモッタ氏は述べた。 「しかし、彼の発言には市場のリスク選好を改善するのに十分な『ハト派的』なヒントがあった」とシャモッタ氏は述べた。「労働市場がもはや米国経済が苦戦し、FRBが対抗しようとしていたインフレ圧力を生み出していないという考えは、さらなる利上げの可能性を低下させ、9月の利下げをより確実にするのに役立つ」とシャモッタ氏は述べた。CMEのFedWatchツールによると、トレーダーは現在、9月の利下げの可能性を約73%と見ており、12月までに2回目の利下げも起こりそうだ。ドル指数DXYは、他の6通貨に対するドルの相対的な位置付けで、0.07%のマイナス変動で105.05となった。一方、ユーロ/ユーロ/米ドルは、投資家がフランスの政治的行き詰まりを受け入れたことから、0.1%上昇して1.0823ドルとなった。対日本円では、ドルは0.29%上昇して161.77円/米ドル/円となり、1.0823ドルに迫った。 161.96、先週38年ぶりの高値に達した。