米証券取引委員会(SEC)はステーブルコインの取り締まりを撤回するようだ。
パクソスは7月11日、同社が7月9日に発行したバイナンス関連のステーブルコインBUSDに対する規制当局の調査に関してSECから「終了通知」を受け取ったと発表した。
通知では、SECはPaxosに対する強制措置を勧告しないと述べられており、SECはBUSDが証券資産を構成しないと判断したことを示唆している。
SECは、米ドルに固定されているにもかかわらず、ステーブルコインは投資契約、つまり証券として機能していると主張していた。
「パクソス・トラスト・カンパニーは、米ドルに裏付けられたステーブルコインは連邦証券法の下では証券ではなく、ウェルズ通知は不当かつ不当であるということを常に主張してきた」とパクソスは述べた。「今回の展開により、世界の大手企業によるステーブルコイン採用の新たな波が生まれると信じている」
この動きは、SECが2023年2月にパクソスに対してウェルズ通知を発行してから約18か月後に起こった。ウェルズ通知は、SECが調査を完了し、その企業に対して執行措置を講じる予定であることを企業に通知するためにSECが送る書簡である。
この通知は、ニューヨーク州金融サービス局がパクソスにBUSDの発行停止を命じたのと同時期だった。CoinGeckoによると、BUSDの時価総額はそれ以来、159億ドルから95.5%以上下落し、わずか6,950万ドルとなった。