ドナルド・トランプ、仮想通貨への取り組みで有権者にアピール

仮想通貨を採用し、米国での選挙に向けて準備を進めているドナルド・トランプは、共和党員からも票を集めることができる。

パラダイムが実施した調査によると、ドナルド・トランプは米国の仮想通貨分野への前向きな取り組みで共和党員の注目を集めた。

前向きな発言でジョー・バイデンに先んじたトランプは、まだ決めていない共和党員の注目を集めることにも成功した。調査では、トランプに投票する予定がなかった共和党員の13%が、彼の仮想通貨への取り組みによりトランプを好意的に見るようになったことがわかった。

仮想通貨投資会社パラダイムは、同日、調査結果を発表した。この調査では、共和党員の間でのドナルド・トランプの印象を調査した。

パラダイムの最高法務責任者ケイティ・ビーバーと同社の政府関係担当責任者アレックス・グリーブによると、共和党員は仮想通貨の可能性を認識しており、わかりやすい規則を作成するための議会の行動を支持している。

回答者の60%は、議会が仮想通貨を規制すべきだと考えている。共和党員は米国の金融システムの仕組みを好んでいない。調査参加者の28%は、以前に仮想通貨を扱ったことがあると答えた。

調査対象者の94%は、個人の金融記録は秘密にすべきだと主張した。参加者の68%は中央銀行デジタル通貨(CBDC)に反対している。

この調査では、共和党員が仮想通貨に対して好印象を持っていることが示された。参加者の36%は仮想通貨を好意的に捉えている一方、30%は否定的な意見を表明した。

トランプ氏の日々の仮想通貨に対するアプローチも、この調査を裏付けている。共和党の政治家は、仮想通貨を好む有権者からのメッセージを受け取ったようだ。共和党全国委員会は今週、党綱領にデジタル資産への支持を盛り込んだと発表した。