ChainCatcher のニュース フィナンシャル・タイムズ紙によると、ノーザン・データの元幹部2人が同社を詐欺容疑で告発したという。

ノーザン・データはテザーの支援を受けているドイツの上場暗号通貨・AIインフラ企業であると報じられている。元幹部のジョシュア・ポーター氏とグルセン・カマ氏の2人は、同社の最高経営責任者(CEO)兼最高執行責任者(COO)による不正疑惑を暴露したために解雇されたと述べた。

ポーター氏とカマ氏はカリフォルニア州中央地方裁判所に起こした訴訟で、ノーザン・データが財務状況を虚偽表示し、数千万ドルの税金を脱税したと主張している。ノーザン・データは最近、米国でのIPOを計画しているとして注目を集めているが、同社はまだこの告発に対して返答をしていない。

ノーザン・データは2018年に純粋な仮想通貨マイナーとして上場したが、その後ノーザン・データに社名を変更し、買収を通じてハイパフォーマンス・コンピューティング・データセンターに拡大した。ステーブルコイン発行会社テザーは51%の株式を保有している。ポーター氏とカーマ氏の告発は税務問題と金融詐欺を対象としており、問題を暴露したことで報復を受けたと主張している。